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DNPデジタルコムの取り組み その1

多種多様な「人材=機能」をラインナップし、一気通貫で取り組む

ユニ・チャームと大日本印刷は、過去にもさまざまな領域でパートナーシップを構築してきた。グループ全体に対するユニ・チャームの信頼はそれだけ厚かったといえるが、「ベビータウン」のプロジェクトをDNPデジタルコムが一括して受注できたのは、コンテンツ、システム、事務局の運営やアライアンス企業をとりまとめるといった運用面の能力がいずれも優れていたからだという。システムに特化したSIベンダー、コンテンツ制作に長けた制作会社などは多いが、運用を含めた3つの柱をそれぞれ高いレベルで提供できるところがDNPデジタルコムの強味だといえるだろう。

 

坂元 最初に皆さんが提案してきた「ハートフルサイト」というコンセプトを聞いたときは、正直「ちょっと違うなあ」と思ったんですよ。ところが、時間をかけてコンテンツの中身を掘り下げていくと、こんなにしっかりまとめてあるのか、と驚かされたんです。

中村 ポイントプログラムを核としたサイトだとお聞きしていましたが、私たちはむしろママたちとのコミュニケーションが重要だと考えたのです。このコンセプトにはすごく自信がありましたね。

坂元 そう、コンテンツの制作については絶対的な信頼を持ちました。ただし、この時点ではシステムはSI業者に任せようと考えていたんですよ。

 
マガジン系コンテンツ

中村 私たちとしては、このプロジェクトは密着型のビジネスを展開できる私たちのような業者が一貫して請け負わない限り成功させることはできないという自負がありました。たしかにシステムベンダーはシステムの構築に関しては申し分がない。しかし、一旦システムをつくったあと、きめ細かく対応していくのは難しいのではないか。長い目で見たとき、それでは坂元さんの目指しているものが実現できないと考えたんです。

坂元 強い意志が伝わってきましたね。

中村 01年の8月にサイトをオープンさせたいというオーダーだったのに、この案件が私のところにやってきたのがその年のゴールデンウィーク。タイミングとしては最低でもシステムの開発に着手していなければならない段階でした。冗談抜きで、一刻の猶予もなかったのですが「すぐにOKがもらえる設計をしないとダメだ」と思っていたので、打ち合わせから帰ったあと即座に会議で決定をくだし、そのまま制作に着手、翌日確認を取って、持ち帰ったらすぐに手直し……そんな感じでした(笑)。

坂元 あとになって、その意味を痛感させられました。たしかにシステムはつくっておしまいというわけにはいかない。その後が大切なんです。

中村 もうひとつ大切なことといえば運用力です。

坂元そうです。「ベビータウン」の成功は、アライアンス企業との連携にかかっていたといっても過言ではありません。そうなるとインターネット関係の技術やノウハウ以上に、企業対企業、企業対ユーザーの実務的な運用ノウハウが必要になってくる。先ほど話した「コンテンツ力」「システム構築力」「運用力」の3点セットで、一番具体的な提案を出してきたのがデジコムさんでした。

 
体制図

中村 事務局の立ち上げで重要なのがルールづくりに気を配ることです。マニュアルづくりやFAQづくりでは大日本グループでの蓄積があるので、ノウハウを活かすことがてきます。

坂元 たしかにそうですね。大日本グループ全体のコミュニケーションが非常にうまくいっているなという印象を持ちました。ある時、、ドメインの設定にこちらのミスがあり、デジコムのスタッフの方がこの事態を素早く察知して、すぐに別のサーバを使って対応してくれたんです。おかげでユーザーさんに迷惑をかけることがなかった。こちらが気づかない部分も事前にチェックしてくれたので、さすがだなあと思いましたね。

 
 

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